Aglona（アグロナ）

無残な有様です。私の不注意とはいえ、まさか一年以内に壊れるとは予想だにしませんでした。液晶割れは無償修理に含まれないのは分かっていたので、愕然としました。

なぜ割れたか

床にひらいた状態で本品を置いており、そこに足が引っ掛かり勢いよく閉じました。その後電源を入れると液晶が割れていました。特にペンやマウスなどを挟んでいたわけではないです。

Let'snoteは耐加圧性が100kgfと謳われていますが、その液晶が割れるということは、蹴って勢いよく閉じた衝撃が100kgf以上あったということでしょうか。

修理費用

選択肢	費用
購入店	3.5万円～
メーカー	5万～8万円
修理専門店	2.6万円

1)購入店

ちょうど購入店の近くへ行くこともあり、店舗に足を運びました。

修理担当「ほぼ無償修理にはなりません。2週間以上掛かります。」
ぼく「概算でいくら掛かりますか？」
担当「3万円からです。その他取次手数料に5000円程頂きます。」
ぼく「そうですか、いったん預かります。」

購入店：3.5万円～

3.5万円以上というのは気がかりです。
天辺はいくらか？と問うても、こればかりはわからないとの回答だったので帰ってきました。
それに販売元で保証期間内にもかかわらず取次手数料を取るのもおかしい。

2)メーカー

もう少し正確な金額が気になったため、パナソニックの修理窓口に電話しました。

担当「保証期間であっても有償修理になる可能性が高いです。」
ぼく「概算でいいですから、どれくらい掛かりますか？」
担当「（確認しますと保留の後）あくまで概算ですが5万～8万円ほど掛かります。
ただ今回は保証期間内ですので、一度購入店でお預けになると変わる場合がございます。」
ぼく「そうですか。ありがとうございます。」

メーカー：5万～8万円

この時点で8万円が上限ということが分かりました。
話をまとめると、3.5万～8万円といったところで、運が良ければ保証期間内の割引がある可能性もあると。

3)修理専門店

どちらにせよ高くて話にならんので、ここは修理屋に見積もりを出すことにしました。
一般的に修理屋は、液晶パネルだと同等品の中古を用いることで安く抑えています。

ネットで検索すると、東京や大阪の修理屋が多数引っ掛かりましたが、あえて地元の所で見積もりを出すことに。
メールにてLet'snote NX1の液晶交換にいくら費用が掛かるか問い合わせると、
「新古品であれば2.6万円で可能、5日～7日で引き渡し」
との好返事を頂きました。
持ち込みも可能ということで、配送料も掛からずラッキーといったところ。

修理専門店：2.6万円

今回はここに修理を出すことに決めました。

修理に出す

ケチな私は持ち込みます。だって配送料より交通費の方がはるかに安い。
いざ、住所を頼りに訪れると、そこはアパートの1室です。あまりにも普通のアパートであったため目を疑いましたが、ドアにはしっかりと屋号が書かれていました。それはまるで入札に参加するために、部屋だけ借りる土建屋の1室みたいな様相です。
屋号の他に入居者の札も掲げられていたので、自宅兼職場といったとこでしょう。

事前のアポどおりご家族に本品を預け、依頼書みたいなものを書き、その日は退散。

ちょうど7日後に修理完了したと連絡があり引き取りに行きました。
動作確認させてもらうと、液漏れの後はどこへやら、きれいさっぱり元通りです。
代金を払い退散。

できあがり

パネルの位置が少し左寄りになっているのが気になりますが、メーカーの半値以下の費用を考えたらこんなもんかな。
あと、使用パネルは新古品との事ですが、これ一体なんでしょうねぇ。12インチの1600*900なんてそうあるように思えないし。もし新品パネルを使って修理すると3.5万円（技術料別）掛かるらしいです。

ちなみにデータは消去されていません。修理に出すとデータを消すところもそれなりにあるようです。以前、HPに修理を出したときは、データが消されるようなことはありませんでした。

総評

安いのには理由があります。本品のようなモバイルPCだと、パネルの差異でバッテリーの駆動時間が大きく変わるやもしれません。そのリスクを覚悟して第3の選択である修理屋に出すか、それとも純正の新品を用いたメーカーに修理を頼むか、ここは財布との相談です。
もともと高額なLet'snoteですから、製品価値を下げないよう、なるべくは純正品を用いるのが良いかと思います。精神的にもね。